"いや、どうせ見えないのだから、盲目であってもなくても、条件は全く同じである。
盲目であることが目が見える個体に対して優位な要因となり、それが武器となって淘汰して生き残ることができる、というようなことには、どう考えてもなり得ない。
だから、目の見える個体は、そのまま生き残り、突然変異で盲目になった個体も、その形質を子孫に遺伝させて、そのまま生き残るはずであるが、それはあくまでも理屈の上のことであって、現実には全個体が盲目になってしまう。
これは、生物の進化というような、非常に長い観点に立ってみても、目は使わない限り退化していく性質を、本質的、遣伝子的に持っている、と言うことができる。
つまり話を元に戻すと、視力の低下は目の酷使ではなく、視点を一点に置いてそれほど移動させず、結果的に目の筋肉の運動不足状態を持続させてしまうことによって起きるのである。

私たちに忍び寄る新しい病気②
生きるとはどういうことなのでしょうか。病院のベッドに横たわって、チューブにつながれ、機械に監視されていることをはたして生きているといえるでしょうか。
死因順位別にみた死亡数・死亡率を見ると、かつての死亡原因のトップであった結核はありません。その治療方法が確立され、恐れられる病気ではなくなったのです。
しかしこの厚生省（現厚生労働省）のデータでは、死亡原因の１位は「悪性新生物」、２位は「心疾患」、３位は「脳血管疾患」となっています。「悪性新生物」というのは、一般的にガンと呼ばれているものです。「脳血管疾患」というのは、脳卒中のことです。
これらの病気は、かつては成人病と呼ばれていました。が、最近では、厚生労働省が、生活習慣病と呼ぶように提言しています。これは、生活習慣から発生する病気であるという意味です。" 視力回復ゲームの記録